経団連は5月20日、2022年春季労使交渉の大手企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象21業種大手252社のうち、19業種158社(62.7%)の回答(了承・妥結含む)を把握しており、集計可能な14業種81社(約54万人)の月例賃金引き上げ額(平均)は7430円(前年第1回集計比プラス1390円)で、アップ率は2.27%(同プラス0.45ポイント)だった。額・率とも前年を大きく上回り、19年から続いていた低下傾向が反転した。
アップ率の分布状況をみると、2.00%以上の回答が6割超(62.3%)を占めており、2.50%以上の回答が3割を超えている(32.8%)。
今後は、7月中に最終集計を取りまとめる予定。
【労働政策本部】