経団連の山内隆司副会長と小池百合子東京都知事は12月25日、テレビ会議を開催し、年末年始における新型コロナウイルス感染症対策について意見交換を行った。
冒頭、小池知事は、感染拡大防止に向けた経済界による協力に謝意を表すとともに、「東京都における医療提供体制は逼迫している状態にあり、まずは『命』を優先する必要がある」と強調。年末年始は「家族でステイホーム」とし、外出や自粛は見合わせてほしいと呼びかけた。
山内副会長は、医療関係者の尽力によりわが国における死亡者・重症者数が諸外国と比べ低く抑えられていることに謝意を示すとともに、「これ以上の感染拡大・医療崩壊を防止するためには、この年末年始における取り組みが非常に重要になる」と指摘した。
さらに経済界としても、まずはこの年末年始における休暇の積極的な取得・分散により接触機会の削減を強く呼びかけていることを紹介しつつ、「感染症対策を進め、2021年の東京オリンピック・パラリンピックの成功につなげたい」と述べた。
最後に、新型コロナウイルスを克服した後の経済成長に向けて、都と経済界が密接な連携を図っていくことを確認した。
【ソーシャル・コミュニケーション本部】