
カラヤンチェヴァ国民議会議長(右)と越智委員長
経団連の越智仁ヨーロッパ地域委員長は11月19日、東京・大手町の経団連会館で、ブルガリアのツヴェタ・カラヤンチェヴァ国民議会議長一行が来日した機会をとらえ、わが国との二国間経済関係の強化をめぐり懇談した。
冒頭、越智委員長は、今年1月に安倍首相がブルガリアを訪問、2月にはドンチェフ副首相が来日し、経団連と懇談(3月15日号既報)したことに言及し、両国間でハイレベルの交流が続いていることを歓迎した。そのうえで、今年7月に日本と欧州連合(EU)の首脳が署名した日EU経済連携協定(EPA)は、日本とブルガリアとの貿易・投資関係の拡大ならびに両国経済の成長および雇用の創出への追い風になると述べた。懇談におけるカラヤンチェヴァ議長一行の発言の概要は次のとおり。
安倍首相のブルガリア訪問により両国関係は発展に向けて活発に動き出した。経済などさまざまな分野で交流拡大の余地は大きい。日EU EPAが締結されれば、それを契機に、日本からブルガリアへの投資が増加することを期待している。
ブルガリア政府として、投資環境の整備を鋭意進めており、その一環として新たに工業地域を整備しているところである。投資を期待する分野としては、機械、IT、自動車、医薬品、エネルギー、教育などが挙げられる。ブルガリアの優れた点は、EU市場への容易なアクセス、低い法人税率、安価な労働力などである。近接する西バルカン地域(アルバニア、コソボ、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロ)と日本との対話の可能性も広がってきていると承知している。
ブルガリアには四季を通じて観光資源があり、今年は800万人がブルガリアを訪れた。観光客の拡大にも引き続き努力する。
2019年は日・ブルガリア交流開始110周年、外交関係樹立80周年、外交関係再開60周年という3つの周年が重なる。その機会に、ぜひブルガリアにミッションを派遣してほしい。
【国際経済本部】