経団連は7日、2016年夏季賞与・一時金の大手企業業種別妥結状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(20業種245社)のうち、16業種126社(51.4%)で妥結しており、このうち、集計可能な14業種95社の総平均は92万7415円となった。今回集計した企業(95社)の前年妥結額(89万3941円)と比べて3万3474円増、増減率3.74%となり、金額は第1回集計として過去3番目の高水準、率は4年連続のプラスとなった。
妥結額の分布をみると、「70万~75万円未満」と「80万~85万円未満」(各13.3%)が最も多く、次いで「85万~90万円未満」と「100万円以上」(各12.0%)との回答が続いている。
増減率の分布では、「0.0~2.0%未満」が約3割(29.3%)で最も多いほか、「4.0~6.0%未満」(12.0%)や「2.0~4.0%未満」と「10.0%以上」(各10.7%)もそれぞれ1割を超えるなど、前年以上(0.0%以上)の水準で妥結した企業が全体の約7割(70.7%)を占めた。
今後は7月下旬に最終集計を取りまとめる予定。
【労働政策本部】