■ 額・率ともに3年連続のプラス
経団連は12月18日、2015年年末賞与・一時金の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。調査対象(20業種・大手245社)のうち、20業種193社(78.8%)で妥結しており、集計可能な19業種157社の総平均は88万593円で、前年の最終集計(84万8405円)と比べ、額で3万2188円増、率で3.79%アップとなり、額・率ともに3年連続のプラスとなった。総平均額は08年以来の高い水準、製造業についてはこの区分の集計を始めた1997年以降で最高となった。
妥結額の分布は、「65万~70万円未満」(17.9%)が最も多く、以下「90万円以上」(13.4%)、「70万~75万円未満」(12.5%)の順となった。
前年からの増減率の分布は、「0.0~2.0%未満」が19.0%で最も多く、次いで「10.0%以上」が17.0%、「2.0~4.0%未満」が16.0%、「4.0~6.0%未満」が14.0%であった。全体では8割近い企業(78.0%)が前年実績以上という結果となった。
【労働政策本部】