経団連は7月30日、2015年夏季賞与・一時金の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
調査対象(20業種245社)のうち、20業種169社(69.0%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている17業種140社の総平均は89万2138円で、前年の最終集計(16業種133社、14年7月31日)と比べ、2万4407円増(プラス2.81%)となり、額・率ともに3年連続のプラスとなった。妥結額は、リーマンショック前の08年以来の高水準(07年、08年に次いで過去3番目)となった。
妥結額の分布をみると、「90万円以上」(17.3%)が最も多く、次いで「65万~70万円未満」と「80万~85万円未満」(各13.5%)となっている。
増減率(前年夏季比)の分布は、「0.0~2.0%未満」とした企業が2割(20.0%)で最も多く、以下「2.0~4.0%未満」(17.5%)、「6.0~8.0%未満」と「10.0%以上」(各12.5%)が続いている。全体では、7割超の企業(77.6%)で前年夏季以上となった。
【労働政策本部】