経団連は3日、2015年春季労使交渉・中小企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(原則として従業員数500人未満の中小企業17業種741社)のうち、17業種245社(33.1%)で回答(了承・妥結を含む)が示され、このうち平均額がわかっている240社の総平均は4601円、アップ率1.83%であった。昨年の第1回集計結果(14年5月29日発表、223社、4438円、1.80%)と比べて、額で163円、率で0.03%ポイントの増加となった。
業種別にみると、製造業は163社平均で5014円、アップ率1.95%、非製造業は77社平均で3801円、アップ率1.60%となっており、昨年の第1回集計と比べて、製造業(プラス223円、プラス0.06%ポイント)、非製造業(プラス337円、プラス0.09%ポイント)とも、額・率ともにプラスとなっている。
今後は、7月下旬に最終集計を取りまとめる予定。
【労働政策本部】