経団連は7月31日、2014年春季労使交渉における中小企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
調査対象(原則として従業員数500人未満の中小企業17業種741社)のうち、481社(64.9%)で妥結しているが、このうち平均額が判明している477社の総平均は4416円、アップ率1.76%となり、昨年の最終集計(4085円、1.63%)と比べて、額・率とも2年連続のプラス(プラス331円、プラス0.13%ポイント)となった。
業種別でも、製造業(327社平均)が4704円、アップ率1.84%(昨年の最終集計4432円、1.72%)、非製造業(150社平均)が3725円、アップ率1.56%(同3297円、1.40%)で、額・率ともに昨年を上回った。
規模別では、「100人未満」(148社)、「100~300人未満」(237社)、「300人以上」(92社)のいずれの規模においても、昨年の最終集計より額・率ともに増えており、特に「100人未満」での増加(昨年の最終集計比プラス677円、プラス0.29%ポイント)が目立つ結果となった。
【労働政策本部】