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Action(活動) 週刊 経団連タイムス 2013年9月26日 No.3147 グローバル人材育成モデル・カリキュラム「夏季集中講座」を大学と企業が共同で実施

経団連(米倉弘昌会長)は12日、東京・大手町の経団連会館で、グローバル人材育成モデル・カリキュラム「夏季集中講座」の最終講義を実施した。

グローバル人材育成モデル・カリキュラムは、将来、日本企業の国際的な事業活動で活躍する人材を育成するため、政府が国際化の拠点として認定した大学の一つである上智大学の協力を得て実施しているもの。昨年秋から半年間、まず経団連会員企業12社が参加し、大学2年生34名を対象に「導入講座」を実施した。来年春からは、導入講座の履修者を対象に同講座の内容を掘り下げた「本講座」を開講する予定である。今般、大学の夏休み期間を利用して、本講座の内容を先取りするかたちで「夏季集中講座」を試行的に実施した。

夏季集中講座は、8月5日~9月12日まで計6回にわたり開催。経団連会員企業3社(日立製作所、ダイキン工業、イトーヨーカ堂)の参加を得て、各社がグローバル・ビジネスにおいて実際に直面している課題について、学生が6グループに分かれて解決策を検討した。

まず、各企業の国際事業の担当者による講義に続き、講座のコーディネーターを務める上智大学経済学部の網倉久永教授による講義、同大学の軽井沢セミナーハウスにおける企業担当者を交えた合宿討議等が行われた。12日の最終講義では、各社が提示した課題に関して学生がグループごとにプレゼンテーションを行った。

各社の課題は、「中国政府の都市化政策により創出・拡大する市場に向けた事業機会と取り組み」「新興国市場開拓において重視すべきもの」「日本の消費市場を対象とした海外商品開発の是非」と多岐にわたった。学生のプレゼンテーションに対して、講義を担当した3社の担当者のほか、昨年の導入講座に参加した企業担当者も加わり、活発な意見交換が行われた。

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なお、今年10月から、2期目となる導入講座を開講する予定である。

参加学生によるグローバルビジネスの課題についてのプレゼンテーション

【社会広報本部】

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