経団連は12日、2013年春季労使交渉の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
調査対象(21業種大手240社)のうち、18業種184社(76.7%)で回答(了承・妥結含む)が示されており、このうち平均額がわかっている16業種111社の総平均は5830円、賃上げ率1.83%で、昨年の最終集計結果(5752円、1.81%)と額・率ともにほぼ同水準となった。
業種別では、製造業103社の平均は5793円、賃上げ率1.83%(昨年の最終集計5713円、1.81%)、非製造業8社の平均は6058円、賃上げ率1.80%(同5989円、1.82%)となっている。
回答額の分布は、「5500~6000円未満」(15.8%)が最も多く、前後の「5000~5500円未満」と「6000~6500円未満」(各14.5%)を合わせた「5000~6500円未満」に4割強(44.8%)が分布している。
賃上げ率は、「1.90~2.00%未満」が14.5%で最も多く、「1.50%~1.60%未満」(13.2%)、「1.80%~1.90%未満」「2.10%~2.20%未満」「2.20%以上」(各11.8%)と次いでおり、「1.80%」以上とした企業が5割を超える(53.9%)結果となった。
【労働政策本部】