経団連は12月26日、2012年年末賞与・一時金の大手企業業種別妥結結果(加重平均)の最終集計を発表した。
73%で妥結
調査対象(21業種・大手247社)のうち、21業種182社(73.7%)で妥結しており、このうち平均額がわかっている19業種168社の総平均は77万8996円となり、前年の最終集計(19業種165社、11年12月21日)と比べて、額で2万3705円減、率でマイナス2.95%と、額・率とも3年ぶりにマイナスに転じた。
業種別でも、製造業の平均妥結額は76万9270円(前年年末比マイナス3.61%)、非製造業の平均妥結額は80万9831円(同マイナス1.03%)と、いずれもマイナスとなった。
■ 妥結額分布は「65万~70万円未満」が最多
妥結額の分布をみると、「65万~70万円未満」(19.3%)、「75万~80万円未満」(12.9%)、「70万~75万円未満」(11.4%)の上位三つ(65万~80万円未満)で4割強(43.6%)を占めている。
増減率の分布は、前年とほぼ同じ「0.0~2.0%未満」(23.5%)が最も多くなっているが、「マイナス10.0%未満」で妥結した企業も2割弱(16.0%)に上っている。
【労働政策本部】