海外留学経験者を対象とする「経団連グローバルキャリア・ミーティング」が4日、東京・大手町の経団連会館で開催された。同ミーティングは、経団連が2010年12月に発表した「サンライズ・レポート」に基づき実施している「経団連グローバル人材育成スカラーシップ」事業の一環として開催されたもので、日本人学生の海外留学の奨励を通じてグローバル人材を育成することを目的にしている。
近年、学生が海外留学を躊躇する主な要因として、大学3年次から始まる就職活動が指摘されている。これを受け、海外留学経験者の就職機会を拡充する観点から、海外留学帰国生を対象とした合同就職説明会・面接会を開催することとした。
34企業が参加
当日は、経団連会員企業34社がブースを設置。政府により大学国際化の拠点(グローバル30)として採択された13大学ならびにその他84大学から、大学4年生および大学院修士2年生、約280名が参加した。参加学生は、各々関心のある出展企業のブースを訪問して各社の人事担当者から説明を聞いたり、面接ルームで面接を受けたりするなど、充実した一日を過ごした。
当日の参加企業は次のとおり(50音順)。
出光興産▽SGホールディングス▽NTTグループ▽菊水化学工業▽小松製作所▽JX日鉱日石エネルギー▽新日本製鐵▽住友化学▽住友商事▽積水化学工業▽全日本空輸▽損害保険ジャパン▽第一生命保険▽ダイキン工業▽大成建設▽大和証券▽デンソー▽東京海上日動火災保険▽東芝▽TOTO▽トヨタ自動車▽日本生命保険▽日本たばこ産業▽パナソニック▽東日本旅客鉄道▽日立製作所▽日野自動車▽富士電機▽三井住友銀行▽三井住友信託銀行▽三井不動産▽三菱重工業▽三菱東京UFJ銀行▽三菱マテリアル
【社会広報本部】