経団連は5月31日、2012年春季労使交渉の中小企業業種別回答状況(加重平均)の第2回集計を発表した。
調査対象(原則として従業員数500人未満の中小企業741社)のうち、267社(36.0%)で回答(了承・妥結を含む)が示されており、このうち平均額がわかっている263社の総平均は3869円、賃上げ率1.54%で、昨年の第2回集計結果(4422円、1.67%)と比べると、金額で553円、率で0.13ポイントのマイナスとなった。
業種別にみると、製造業181社の平均は4272円、賃上げ率は1.65%で、昨年の第2回集計(4767円、1.77%)よりも減少しているが、非製造業82社の平均は2846円、賃上げ率は1.23%で、昨年(2944円、1.22%)とほぼ同水準となった。
【労働政策本部】