経団連は7日、2012年春季労使交渉の中小企業業種別回答状況(加重平均)の第1回集計を発表した。
調査対象(17業種、原則従業員数500人未満の中小企業741社)のうち、139社(18.8%)で回答(了承・妥結を含む)が示されており、このうち平均額がわかっている137社の総平均は3855円、賃上げ率1.52%で、昨年の第1回集計結果(11年4月27日発表、122社、3884円、1.48%)と、額・率ともにほぼ同水準となった。
業種別にみると、製造業105社の平均は4296円、賃上げ率1.65%(昨年の第1回集計95社、4216円、1.59%)、非製造業32社の平均は2408円、賃上げ率1.05%(同27社、2720円、1.09%)となった。
今後は、5月下旬に第2回集計、6月下旬に第3回集計、7月下旬に最終集計を取りまとめる予定。
【労働政策本部】