ワンパーセントひろば

　当社は、さる10月4日に、(財)日本野鳥の会と協力して、JR有楽町駅に近い新国際ビルヂングの一画に「丸の内さえずり館」を開館しました。ここでは、野鳥のさえずりやその姿を中心に「楽しさ」を通して、市民、特に丸の内の企業で働く人々に自然を身近に感じてもらい、さらには具体的な環境保全活動に親しむきっかけとなることを願って次のような運営を行って参ります。

• 世界の野鳥のさえずりを優れた音質で流し、野鳥映像もあわせて上映。また、目の不自由な方に野鳥や自然を楽しんでもらうために、鳥のさえずりや自然についての話題をカセットテープに録音して希望者に届けるサービスを行う。
• 野鳥や自然をテーマとする写真や絵画展の開催。自然をテーマに録音及び写真撮影された作品を収集、整理し、貴重な資料として保管。希望者への視聴サービスを行う。
• 全国の野鳥と自然についての情報を書籍やCD-ROMを併用して、常駐ボランティアによるコンサルティングを中心に提供。丸の内の自然情報も提供する。将来はこれらの情報をもとに「丸の内自然マップ」を作成。
• 丸の内界隈での探鳥会、自然観察会を適宜開催。
• 自然ボランティアの方々との活動拠点として利用に供する。

社会環境部
TEL：03-3287-5780　FAX：03-3212-2362

　年２回、春秋恒例の丸紅・住友商事共催の会社周辺のクリーンアップ活動「秋の回」を、真夏に近い気温の9月19日（日）に実施しました。この活動は92年、丸紅主催でスタート。96年に住商との共催になり、毎回150〜200名程度が参加。この9月で通算15回目を迎えました。
　朝10時、両社職員を中心に、周辺企業、地域の皆さん、千代田区役所関係など、総勢180名がゴミ袋持参で、今回は丸紅前に集合し、この活動で顔馴染になった地元商店の方などと一緒に1時間半、大手町・一ツ橋・神田錦町周辺の思い思いの場所を清掃。皆さんついつい活動に没頭してしまうため、活動の度に所轄警察署がパトロール出動し安全確保をして下さいます。そんな中、エプロン姿の小さなお子さんが自分と同じ丈の箒で一生懸命お掃除するほほえましい光景も見られます。毎回、活動後は丸紅・住商の社員食堂を交互に提供、両社がビールやジュース・お弁当を用意し、渇いたのどを癒し、お腹を満足させる懇親会も行います。お父さんの会社も見学し北の丸公園で遊ぶ、と張り切るお子さん、都心でショッピングというお友達同士ありで、懇親会後は皆さんの手できれいにした街をあとに、爽やかな気分で休日の昼下がりを過ごされるようです。
　さて、「主役」の回収ゴミは、なんと言ってもタバコの吸い殻。空き缶、ペットボトル、コンビニ弁当ガラなどの山もできます。以前取材を受けた際は、「2トンのゴミを回収」と報道されましたが、時折、使い古した自転車やＴＶ、果ては自動車のバッテリーまでもが放置されていることもあり、この数量は当たらずも遠からずと言ったところでしょうか。
　区をあげて街のクリーンアップに注力している千代田区は、今年の4月のポイ捨て防止条例施行と同時に、この活動を後援下さっています。また、千代田区の知的障害者の学習の場、「日曜青年教室」からの参加も得るなど、まさに、社会と地域に貢献する一大イベントに発展しました。私たちが勤務する周辺の企業、地域の皆さんと親しく交流できることはとても嬉しいのですが、それが「ゴミを捨てる」という心ない行為の上に成り立っていることが、ちょっと残念です。次回は「せっかく集まったのにゴミがなかった！」となることを願っています。

住友商事(株)　社会貢献室　橘　悦子
TEL：03-3217-5124　FAX：03-3217-5126

　社会貢献推進室では、世界各国にあるNECグループ会社（約230社）の社員19万人に呼びかけて、ボランティア活動を通じてそれぞれの地域社会に貢献する「Make a Differenceキャンペーン」を今年４月より実施しています。
　Make a Differenceキャンペーンでは、社員一人一人が、今までとはひと味違った価値を創造し新しい自分を発見すること、すなわち“Make a Difference”実現に向けて、地球規模での社会貢献活動を2000年3月まで行います。
　活動のテーマは「We love Ｎ．Ｅ．Ｃ．！」。この場合のＮ．Ｅ．Ｃは、Ｎature（自然環境保護支援活動）、Ｅducation（青少年の教育支援活動）、Ｃommunities（地域サービス活動）です。
　具体的には、(1)全国一斉身近な自然しらべ「里やま」調査への協力、(2)里親家庭のこどもたちを招待して夏休みキャンプを行う「ＮＥＣこどもネイチャーキャンプ」、「高校生の手話によるスピーチコンテスト」、「ＮＥＣスーパータワーコンサート」などのＮＥＣの社会貢献活動・メセナ活動における運営支援ボランティア、(3)トルコ北西部、台湾大地震被災者に対する募金活動、(4)身体障害者に対するサポート方法体験講座の開催、(5)全国各地の自社栽培ケナフで紙漉き体験教室開催、などを社員参加で実施しています。
　また、Make a Differenceキャンペーンのハイライトとして、10月から12月までの3ヶ月の中で、関係会社と事務所単位で1日だけ“Make a Difference Day”を設定し、「We love Ｎ．Ｅ．Ｃ．！」をテーマに気軽なボランティア精神に基づく地域貢献活動を企画し実施する、“Make a Difference Dayキャンペーン”を実施しています。“Make a Difference Dayキャンペーン”では、活動の記録をインターネットで公開し、仮想ギャラリーにおいてフォトコンテストの開催や、ユニークな活動をした会社・事務所を表彰する予定です。
　なお、本キャンペーンの詳細は、インターネット（http://www1.mesh.ne.jp/v-world/MD-J/index.html）でご覧いただけます。

広報部・社会貢献推進室室長　鈴木　均
TEL：03-3798-9555　FAX：03-3798-6030