[ 日本経団連 | 1%クラブ ]
ミャンマー サイクロン「ナルギス」被災地支援状況について
2008年6月9日
日本経団連社会第二本部
1.被害状況
- (1) 現地時間5月2日(金)夕刻から3日(土)にかけて、大型サイクロン「ナルギス」がミャンマーのヤンゴン付近を通過。デルタ地帯に被害が集中。
- (2) 被災者240万人、死者12.8万人(国連機関発表)。
2.日本経団連としての対応
- (1) 日本経団連として、日本赤十字社を通じて100万円を寄付。
- (2) 1%クラブで、現地における支援活動の情報を収集し、『災害被災地支援情報』を発行して会員企業に提供。被災地支援に関するアンケート調査を行い、会員企業による支援の全体像を把握して公表。
3.会員各社から寄せられた報告の集計(6月5日正午現在)
項目 | 金額 | 回答数 |
支援金 | 2億9076万円 | 82社・グループ・団体 |
救援物資の提供(金額ご報告分のみを集計) | 283万円 | 2社・グループ・団体 |
合計 | 2億9359万円 | |
4.主な寄付先の活動状況
- (1) ジャパン・プラットフォーム(JPF)の活動
- JPFは、NGO、経済界、政府が協力・連携して、難民発生時や自然災害時の緊急援助をより効率的かつ迅速に行うための組織。
- 9団体が初動調査を行い、うち5団体が政府資金と民間資金を活用して支援を開始。ジェン(JEN)、日本国際民間協力会(NICCO)、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の3団体は、ミャンマー商工会議所と連携し、生活物資やシェルターの配給、保健医療支援を実施。セーブ・ザ・チルドレン(SCJ)とワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)は国際ネットワークの中で生活物資等を配付。
- (2) 日本赤十字社の活動
- 日本赤十字社は、ミャンマー赤十字社をはじめ国際赤十字と連携し、発災後ただちに現地へ救援物資を輸送、その後も継続して職員を被災地に派遣し、被災地での救援活動を展開。
- 国際赤十字は、被災者10万人を対象とした、救援物資の配布、緊急時のシェルター資材配付、地域保健、心のケア、給水、衛生、食糧保障と生活再建、今後のサイクロン被害を軽減するためのプログラム実施など、36ヵ月間の緊急救援計画を発表。
以上
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