2022年11月1日
21世紀政策研究所
21世紀政策研究所
21世紀政策研究所では、東京大学の川島真教授を研究主幹に迎え、中国情勢を研究するプロジェクトを進めております。このたび、研究の成果をもとに、川島 真・21世紀政策研究所 編著『習近平政権の国内統治と世界戦略 コロナ禍で立ち現れた中国を見る』(勁草書房)を発刊いたしました。
新型コロナウイルスの感染拡大は、世界を大きく変化させ、潜在化していた様々な問題を浮き彫りにしました。この世界を揺るがした事象に習近平政権はどう対処し、何を目指そうとしたのか。本書では、川島研究主幹、そして研究委員8名がそれぞれの専門の見地から分析し、考察を加えています。
また、研究プロジェクトのその他の成果も21世紀政策研究所のホームページに公開しておりますので、ぜひ、ご覧ください。
総論 コロナ禍で立ち現れた中国を見る <川島 真・東京大学教授> |
第Ⅰ部 習近平政権の国内統治 |
第1章 コロナ禍で現れた習近平政権の「社区」統治 <小嶋 華津子・慶應義塾大学教授> |
第2章 新型コロナ疫情をめぐる民兵の動員 -「軍民融合」進展と民兵の位置付け・揺れる習近平のイニシアチブ <弓野 正宏・法政大学特任研究員> |
第3章 中国社会保障財政における困難と挑戦-中央・地方の関係 <片山 ゆき・ニッセイ基礎研究所准主任研究員> |
第4章 中国の双循環戦略-分断される世界への対応 <丁 可・ジェトロ・アジア経済研究所主任研究員> |
第Ⅱ部 習近平政権の世界戦略 |
第5章 米中新冷戦に見る米中相互作用 <小原 凡司・笹川平和財団上席研究員> |
第6章 蔡英文政権の新型コロナウイルスへの初期的対応と両岸関係 <川島 真・東京大学教授> |
第7章 新段階の一帯一路と中国の対外経済進出 <大西 康雄・科学技術振興機構特任フェロー> |
第8章 開発協力への転換を目指す中国の対外援助 <北野 尚宏・早稲田大学教授> |
第9章 データで見るリベラル国際秩序とその動揺 <湯川 拓・東京大学准教授> |
※ 所属・役職は、執筆当時 |
『習近平政権の国内統治と世界戦略』~勁草書房ホームページ
https://www.keisoshobo.co.jp/book/b613670.html『習近平政権の国内統治と世界戦略』序文~けいそうビブリオフィルあとがきたちよみ
https://keisobiblio.com/2022/10/20/atogakitachiyomi_shukinpei/21世紀政策研究所 中国情勢研究プロジェクトの研究成果一覧
http://www.21ppi.org/archive/diplomacy.html#china
以上