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公益社団法人 企業市民協議会(CBCC)とは


CBCC(公益社団法人 企業市民協議会、英文名 Council for Better Corporate Citizenship)は、1980年代後半に日本企業の対米進出が急増した中、いわゆる投資摩擦のかたちで進出企業に対する批判が高まったことを受けて、経団連の呼びかけにより1989年9月に設立されました。

現代の企業は競争力を強化するとともに、社会に対する責任を果たし、株主や顧客、消費者、進出先のコミュニティ、NGOといったステークホルダーズと良好な関係を築きながら、持続可能な世界の構築に貢献することが求められています。こうした中、CBCCは、設立以来四半世紀以上、企業と社会、企業とステークホルダーズとの関係のあり方に対する国際的な認識の変化に対応しながら、わが国におけるCSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)および企業市民活動推進の中心的存在として、様々な活動を展開してきました。

公益法人改革に伴い、2010年6月には名称が「社団法人 海外事業活動関連協議会」から現在の「公益社団法人 企業市民協議会」に変わりましたが、以降もCBCCは、経団連の関連団体として、CSRに関わる経団連の他の委員会や組織、さらには海外の主要なCSR推進団体とも密接に連携しながら、
 (1) CSRに関する会員企業向けの懇談会やセミナーの開催、
 (2) 海外のCSR事情調査およびわが国のCSRに対する理解促進のためのCSR対話ミッションの派遣、
 (3) 機関誌等を通じたCSRに関する情報の収集および提供、
 (4) 国内外の関係機関等との交流、
 (5) 税制上の優遇措置を通じた日本企業等による寄附活動の支援、
といった事業を幅広く実施しています。

■ CBCCの歩み

1988 対米投資関連協議会を設立
1989 上記協議会を発展的に解消し、新たに(社)海外事業活動関連協議会(CBCC)を設立
1991
〜96
CBCC対米調査ミッションを派遣(計6回21州訪問)
1994 CBCCコーポレート・ガバナンス調査ミッションを派遣
1999 CBCC設立10周年記念ニューヨーク・シンポジウムを開催
2000
〜01
CBCCアジア調査ミッションを派遣(タイ、フィリピン、マレーシア、インドネシアを訪問)
2002 BSR(Business for Social Responsibility)と協力に関する覚書を取り交わす
企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility: CSR)の推進に向けた活動を強化
国際標準化機構(ISO)における企業責任(CR)規格の策定に向けた検討プロセスに経団連と連携して参画
2003
  〜
CSR対話ミッションの派遣を開始(欧米、中国、東南アジアを訪問)
2005 CSRシンポジウムを北京で開催(中国企業連合会との共催)
2007 日中CSR対話フォーラムを開催
2009 CBCC設立20周年記念シンポジウムを東京で開催
2010 公益法人改革に伴い公益社団法人に移行、日本語の名称を「企業市民協議会」に改める
2015 CBCC設立25周年記念「CSR国際シンポジウム2015」を開催
2016 「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals: SDGs)に対する理解と達成のための行動の推進に向けた活動を強化

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